LGBTが考えておくべきお金の話

お金

人が生きていくうえでお金は必要不可欠です。

一人で生きていく、誰かとともに生きていく…生き方により必要となるお金も変わってきます。

男女カップルの場合であれば、自分の両親、会社や学校の先輩、友人など参考となるモデルもあるでしょう。

LGBTの方の場合、お金についてはどのように考えていけばよいのでしょう?

今が楽しければいい?

セクマイの方の場合、「今が楽しければそれでいいんじゃない?」という方も少なくありません。

でもこれは、ある意味自分の立ち位置や将来への不安の裏返しでもあるかもしれません。

男女カップルであれば、家庭を築き子供がいれば多額の教育費がかかりますが、セクマイの場合、経済的に余裕があるのが一般的です。

しかし、今余裕があるからといって、何も考えずにお金を使っていれば、いつかはお金が底をついてしまいます。

「お金が続くのか?」という不安を抱えて生きるよりも、しっかりと計画を立てることが将来的にも、自分らしく楽しく生きていくベースになっていくのですね。

今からでも、細かすぎなくてもいいですからお金の方向性を考えてみてはいかがですか?

お金は3つに分ける

自分のお金に計画性を持たせるには、まず使い道の性質に沿って3つに区分するとよいでしょう。

1.普段の生活費用

食費や被服費、携帯電話、水道光熱費、住居費などなど日常生活で必要となるお金です。

2.趣味や自己投資費用

毎日を楽しく過ごすには必要なお金ですね。

趣味や飲み代、クラブ代、ジム代や旅行・レジャーなどなど。

また、日本も今後は先行き不安もありますので、資格や技術、語学など自己投資をすることも大事かもしれませんね。

3.いざという時の費用、貯蓄

病気やケガなどで医療機関にかかることもあるでしょう。

そういった緊急時費用は別途確保しておくことが必要です。

また、セクマイの方は、老後おひとりさまとなるケースも想定されますので、老後や介護に備えて資産を構築しておくことが必要です。

もらった給料を、パッと使ってしまう人もいますが、老後の事を想像してみてください。

浪費癖は早い段階で改善するように努力しましょう。

貯蓄計画を立てる

毎月の収入の中から少額でも貯蓄をするようにしましょう。

貯蓄をするには、まず貯蓄目的と目標額を決めます。

目標額が決まりましたら、まずは積立から始めるとよいでしょう。
目標額から毎月の積立額を算出することができます。
毎月一定額を積み立てていけば、将来はまとまった金額になってきます。

積み立て金融商品も金融機関により異なってきますので、比較検討してみると良いでしょう。

資産を運用してみる

貯蓄のうち、緊急予備資金ではなく老後資金など長期的資金については、ある程度の貯蓄額になった段階で「投資」も検討してみましょう。

基本的に投資に回すお金は、生活資金など「目減りしては困るお金」ではなく、「余裕資金」で行うべきですが、老後資金準備というような長期的なスパンでの投資の場合は、少額ずつ振り分けていくようにしましょう。

株式などリスクの高い投資でも、積立形式の商品がありリスクを分散することができます。
リスクを低く抑えながら効率よく資産運用をしていくことが大切です。

まとめ

ご存知の通り日本は世界でもトップクラスの長寿国です。

現在の平均寿命は、男性で約80歳、女性で約86歳ですが、
医療技術の進歩もあり今後ますます長寿化していくことが予想されています。

長生きは素晴らしいことですが、老後の期間が長ければそれだけ老後の生活資金が必要となってきます。

セクマイである、なしに関わらずこれからの日本において、老後の生活費を確保していくことは非常に重要なテーマです。

公的年金だけで老後生活を送ることは困難と考えるほうが良いでしょう。

そうなれば、自ら「自分年金」を構築することも考えていく必要があるわけです。

「今が楽しければ…」

それも楽しいですが、老後の自分をイメージし、楽しく生活していくためにも早めにお金に対する考え方、知力を付けていくように意識すべきではないでしょうか。

 

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