LGBT・性的マイノリティにおいてもライフプランニングを
行うことはとても重要です。
ライフプランニングの手順として前回は
ライフイベント表を作成するとお話ししました。
今回は、キャッシュフロー表について解説していきます。
目次
キャッシュフロー表は家計の流れを把握できる
ライフイベント表を作ることにより、
自分の人生におけるイベントを明確化し
そこに必要となる予算を把握していくことで
どれだけのお金が必要となってくるのか、ということがわかりました。
予算がわかったら次に行うことは
その予定するイベントの予算を現在の家計の流れの中に入れ
問題なく実現することが可能か分析をする、ということです。
どんなに楽しいイベントを希望したとしても
それがそもそも、自分の経済力を超えてしまってたら
家計自体が破綻を迎えてしまうかもしれないわけです。
イメージとしては、家計簿みたいなものですね。
家計簿、というと「そんなの絶対無理!」という方も多いでしょう。
でもご安心ください。
キャッシュフロー表は、家計簿よりは大雑把に
年間の収入、支出を項目ごとに整理し、
年間収支による貯蓄残高の増減をつけていくものなのです。
キャッシュフロー表の主な収支項目
★収入(パートナーに収入がある場合は、パートナー分も計上)
- 給与収入:会社勤めの方の月給やボーナス。社会保険料および所得税・住民税を除いた「手取り額」で考えます。
- 事業収入:自営業や自由業など自分で事業をされている方の収入。
- 家賃収入:マンション投資などの賃貸物件をお持ちの方の収入。
★支出
- 基本生活費:食費や被服費、水道光熱費、お小遣いなど
- 住居費:家賃、住宅ローン、固定資産税、管理費など
- 保険料:生命保険、損害保険など
- ペット費用:LGBTの場合、教育費が通常ない分、こちらは多いかも
上記以外でも、LGBTの場合支出に関しては、美容や健康、趣味や娯楽・旅行に関する費用、肉体を鍛えるためのジム費用やその他諸々あるでしょう。
キャッシュフロー表を作成することで、お金のやりくりの可視化ができます。
将来の老後に備えたり、老親の介護問題などいずれ出てくる問題に対応できるようになります。
キャッシュフロー分析のチェックポイント
先ほども述べたように、キャッシュフロー表を作成することで
将来に向けて現在の生活を維持していくことができるのか?
自分の人生の夢や希望を資金的な面で叶えることが可能かどうか
これを判断することができます。
もし、資金不足を起こす結果となった場合には
改善策や対応策を講じていく必要があります。
キャッシュフロー表分析のポイント
- まずは支出の見直しをする。保険料やローンの見直しができないか、生活費の中に無駄遣い、使途不明金はないかなど
- 同じ年にイベントが重なり、出費がかさむようであればイベントの分散や見直しはできないか
- そもそもライフプランに問題はないか、など
本来であれば、ライフプランの見直しや取りやめは避けたいところです。
だってせっかく自分の人生を楽しむ計画を立てようとしているのに
なんでもかんでもダメでは元も子もありませんよね。
キャッシュフローを見直す方法はいろいろあります。
まずはキチンと現実を見つめて考える、これが大事です。
弊社では、初心者でも自分で簡単にできるライフプランニングセミナーを行っております。
ぜひお気軽にご参加ください。